MATERIAL

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ABOUT POLYURETHANE FOAM

いわゆるウレタンの正式名称は、
「ポリウレタンフォーム」です。

一般的に家具に用いられる「ウレタン」の語は、「軟質ウレタンフォーム」と呼ばれるものを指すことがしばしばです。
ウレタンフォームとは「ウレタン=ポリウレタン樹脂」と「フォーム=気泡や泡」の合成語。
皆さんになじみのある、クッション等に利用されているいわゆる「ウレタン」は、
出口化成の主力商品である軟質ウレタンフォームに分類されます。

軟質ウレタンフォームには、その性質を測るための指標として「密度・硬さ・引張り強さ・伸び」の4つがあります。
私たちはこれら4つの指標をもとに、お客様のご要望にとって最適なウレタンを製造・提供しています。

4 INDICATORS

4つの指標

Density

密度

㎏/㎥
1㎥あたりの重量

密度はウレタンフォーム1立方メートルあたりの重量(kg)として算出します。
密度が高いウレタンフォームほど、よりしっかりとした感触が得られ、耐久性や強度も高くなる傾向があります。
一方、密度の高さに応じて値段や重量も増していくため、
最終製品の価格や利用シーンに合わせて最適な密度を選ぶ必要があります。

Hardness

硬さ

N
押し込んだ時の応力

硬さは、ウレタンフォームを垂直方向に
押し込んだときの応力、部材の内部に働く抵抗力を、ニュートン(N)単位で表した数値で測ります。
この数値が高いほど、いわゆる「硬い」感触のウレタンとなります。
家具用途では、荷重が多くかかる部位ほど硬さの高いウレタンを選ぶことが多いとされています。

Tensile Strength

引張り強さ

kpa
限界まで伸ばした時のエネルギー

引張り強さは、決まった大きさのウレタンフォームを両端から反対方向に引っ張って破断したときのエネルギーを、
キロパスカル(kPa)という単位で表した数値で測ります。
この数値が高いほど、大きな力で引っ張られても耐えることができます。
たとえば曲線部への貼りつけなど、引っ張った状態で接着する必要がある部位には、
より引張り強さの高いウレタンが適しています。

Stretching

伸び

%
限界まで伸ばした時の伸び率

伸びは、決まった大きさのウレタンの両端を反対方向に伸ばしつづけ、
破断したときの長さが元の長さに対して何パーセントだったかで測られます。
たとえば「伸びが150%」であれば、元の長さの1.5倍まで伸びるということになります。
一般的に、伸びの大きなウレタンほど、ゴムのような粘りをともなう独特の手触りを帯びることになります。

MATERIAL LIST

MATERIAL LIST MATERIAL LIST
品名 密度
[kg/㎥]
硬さ
[N]
引張強さ
[kPa]
伸び
[%]
CH50 55
CH60 80
CH70 105
CH80 155
ECZ 16±1.5 80+20-10 70以上 100以上
2013 20±1.5 120±20(40%) 70以上 120以上
24M 24±2 150±20(40%) 80以上 120以上
3014 29.5±2 135±20(40%) 89以上 175以上
37M 37±3 150±25 70以上 120以上
20S 20±2 69±20 50以上 130以上
NES 20±2 25±15(40%) 40以上 200以上
2007S 20±2 65±20(40%) 50以上 130以上
26R 26±2 110±25(40%) 80以上 150以上
33H-Y 33±2 190±25(40%) 70以上 120以上
NOAH35H 35±3 160±25(40%) 55以上 80以上
ERG-M 45±3 156.9±19.6 69以上 80以上
LR48 48±3 4+20-5 50以上 100以上
SKL 35±2.8 110±26 75以上 170以上
QJG 30±2.4 210±36 90以上 70以上
2521H 25±2 210±20(40%) 100以上 100以上
ER-6 20±2 80±25 50以上 120以上
40SH 40±2 400±80(40%) 80以上 50以上